風しん抗体検査および予防接種について

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風しんの抗体検査および予防接種について

〇現在、例年と比較し、関東地方で風しんの届出数が大幅に増加しております。この時期は、多くの人の往来が見込まれることから、今後、全国的に感染する可能性があります。具体的には、第30週から第31週まで(7月23日から8月5日まで)に38例の風しんの届け出があり、多くは30代から50代の男性が占めていました。30代から50代の男性においては、風しんの抗体価が低い方が2割程度存在していることが分かっています。

特に妊婦を守る観点から、診療に関わる医療関係者、これまで風しんにかかっていない者、風しんの予防接種を受けていない者および妊娠を希望する女性等は十分注意し、風しんに対する一層の対策を行ってください。

 

①発熱や発しんを呈する患者を診察した際は、風しんにかかっている可能性を念頭に置き、最近の海外渡航歴および国内旅行歴を聴取し、風しんの罹患歴および予防接種歴を確認するなど、風しんを意識してください。

②特に30代から50代の男性のうち、明らかに風しんにかかったことがある、風しんの予防接種を受けたことがある、または風しんに対する抗体が陽性であると確認ができている者を除いた者に対して、任意で風しんの予防接種をうけることについて、検討してください。

③妊婦への感染を防止するために

・妊婦の夫、子どもおよびその他の同居家族

・10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者または妊娠する可能性の高い者)のうち、明らかに風しんにかかったことがある、風しんの予防接種を受けたことがある。または風しんに対する抗体が陽性であると確認できている者を除いた者に対して、任意で風しんの予防接種を受けることについて、検討してください。

1.「妊娠を希望する女性は」

妊娠前に風しんの抗体検査を検討しましょう。

※抗体価が低い場合は、予防接種を検討しましょう。

2.「妊娠中の女性は」

ご家族の方に風しんの抗体検査を検討して貰いましょう。

※抗体価が低い場合は、予防接種を検討しましょう。

※妊婦は風しんの予防接種を受けることができません。妊娠中で予防接種を受けられない場合には、人混みを避けるなど、風しんにかかっている可能性のある人との接触は可能な限り避けるようにしましょう。

3.「働くみなさまは」

体調不良の時はムリしないよう心がけましょう。

※風しんの感染拡大を防ぐためには、他人にうつさないことが大切です。

※体調がすぐれない場合には、無理して外出しないようにしましょう。

※どうしても外出が必要な場合には、咳エチケットを徹底しましょう。

※風しんを疑う症状(発熱、発疹など)が出現した際は、医師に相談しましょう。

風しん予防

「妊婦がなぜ風しんにかかるとよくないのでしょう。」

目や耳などに障害がある赤ちゃんが生まれる可能性があります。
妊娠した女性(特に妊娠20週頃まで)が風しんにかかると、耳が聞こえにくくなる、心臓に奇形が生じる、目が見えにくくなるなどの障害がある赤ちゃんが生まれる可能性があります。

「風しんてどんな病気でしょう。」

風邪とよく似ているので、感染に気が付かないことがあります。
主な症状は発疹、発熱、リンパ節の腫れがあります。この症状がない人も多く、感染しても症状がでない人は15~30%程度います。通常は自然に治りますが、まれに脳炎など重症化することがあります。
症状が出る前後の約1週間は周りの人にうつす可能性があり、ウィルスが感染者の飛沫などによって他の人にうつります。

「風しん?かもと思ったら。」

感染拡大を防止のために、他人のうつさないことが大切です。
体調がすぐれない場合には、無理して外出しないでください。やむを得ず外出する際は、咳エチケットを徹底し、人混みを避けましょう。
風しんを疑う症状(発熱、発疹など)が出現した際には、医師に相談しましょう。

抗体検査について

抗体検査は最寄りの医療機関(本村の場合は診療所)でできますので、希望される場合にはあらかじめ連絡してください。
検査結果については数日かかりますので、確認してください。検査料は無料となります。

風しん予防接種について

抗体検査の結果で「抗体価が低い」方は予防接種が必要となります。接種については診療所ででき、予防接種料は無料です。

お問い合わせ先

新島村さわやか健康センター
〒100-0402 東京都新島村本村3丁目12番8号
電話:04992-5-1856 FAX:04992-5-1857

お知らせ

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