スズメバチについて
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コガタスズメバチの巣
バスケットボール大の大きさ
(平成25年10月23日駆除)
駆除した巣から取り出した
コガタスズメバチの成虫
コガタスズメバチの巣の中身
幼虫がたくさん入っている
(平成25年9月28日)
スズメバチについて
新島村で個体が確認されているのは、コガタスズメバチとヒメスズメバチの2種です。スズメバチの中では比較的おとなしい種類ですが、庭の木や軒先に巣を作ることもありますので、住民の皆様は注意してください。
巣の駆除
村で駆除を行うのはスズメバチの巣です。アシナガバチの巣については、できるだけ個人での駆除をお願いします。高齢の方などで駆除が難しい場合は、民生課民生係までご相談ください。
また、スズメバチの巣についても、「半径10m以内に不特定多数の人の出入りがあるもの」とさせていただいております。発見した場合は、速やかに民生課民生係にお知らせください。
スズメバチとアシナガバチの違い
巣の見た目
- アシナガバチ…お椀を逆さにしたような形。外皮と呼ばれる覆いがなく、巣盤も一段で、六角形の部屋(育房)がむきだしになっている。
- スズメバチ…基本的に丸型でマーブル模様の外皮が付いている。大きくなると中の巣盤が何段も重なり、バレーボールより大きくなることもある。
体つき・飛び方
- アシナガバチ…薄い黄色で細長い体。後ろ脚をダラッとたらすようにして、フラフラとゆっくり飛ぶ。
- スズメバチ…オレンジ色に近い濃い黄色で、アシナガバチより太めの体つき。腹部は弾丸のような形をしている。脚をたらさずに直線的に飛び、飛んでいるときは頭が黄色、腹部が黒っぽく見える。
攻撃性
- アシナガバチ…巣の目の前まで近づいても、ほとんど攻撃してこない。
- スズメバチ…巣の出入り口に常に見張り役が居て、周囲をうかがっている。巣の半径10m以内に近づくと警戒行動に移り、攻撃される。
スズメバチの活動
ハチは日中に活動し、日没後は巣に戻り活動を休止します。また、夏場など気温が上がりすぎた時も、涼しい場所に移動したり、巣の出入り口で羽を振るわせて風を送り、巣の中を冷やす行動をとったりします。
5月 | 越冬した女王バチが巣作りを開始。 |
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6月 | 働きバチの羽化が始まる。 |
7月 | 働きバチの数が増えて、球状の巣が少しずつ大きくなる。 |
8月 | |
9月 | オスバチ、次期女王バチの誕生が間近になり、警戒心が強くなる。 |
10月 | ほとんどの巣でオスバチ、次期女王バチが誕生し、営巣活動が最終段階に入る。大きな巣ではバスケットボールくらいの大きさになる。 |
11月 | 次期女王バチ巣立ちの時期 |
12月 | 営巣活動は終わり、次期女王バチは越冬準備。巣は空になり翌年使われることはない。 |
1月 | 次期女王バチ越冬中。 |
2月 | |
3月 | |
4月 |
※次期女王バチ誕生直前の9月頃から巣立ちの11月頃までは、スズメバチの攻撃性が一番強くなります。
ハチに刺されないために
ハチが人を刺すのは、巣や自分を守るための行動です。むやみに刺激しなければ攻撃されることはありません。刺されないための行動を心がけてください。
巣に近づかない
ハチが何匹も飛んでいたら、巣が近くにある可能性があります。巣に侵入者が近付くと、まとわりつくように飛び回ったり、顎をカチカチ鳴らして威嚇してきます。この時、手を振り回したり大声をあげるとハチが興奮してしまいます。頭を低くして、できるだけ静かに来た道を戻ってください。
巣の付いている枝を揺らすだけでもハチを興奮させてしまいます。農作業、庭木の剪定など野外活動の際は十分注意してください。
単独でいるハチに手を出さない
働きバチは幼虫のエサにする昆虫の狩りをしたり、自らのエネルギー摂取のために樹液や果実、花蜜を求めて飛んでいます。よほどの刺激を与えない限り攻撃されないので、そっとしておきましょう。
ハチを刺激しないために
ハチは黒系の色を認識し、優先的に攻撃してきます。白色系の服や帽子で素肌を隠すようにしてください。ただし、白い服を着れば100%安全というわけではありません。
また、香水の中にはハチの出す警戒ホルモンと似たものがあり、香水を付けた状態で巣の近くを通るとハチを刺激してしまいます。屋外作業前などはつけないようにしてください。
家の中に入られたら
刺されないように気を付けながら、明るい方の窓を開けて、他の入り口は閉めてください。殺虫剤で殺そうとしなくても自然に外に出ていきます。
外に干した洗濯物にとまっていることがあります。知らずに抱え込んだりすると、ハチを圧迫してしまい刺されることがあります。洗濯物を取り込むときは、ハチがとまっていないかよく確認してください。
刺されてしまったら
刺された後の症状は個人差が大きく、毒の量や刺された場所、体調によっても反応が異なります。ハチの毒にアレルギーがなければ、刺された箇所の腫れや痛みがあるだけで数日程度で治まります。
スズメバチに刺されたら、できるだけ早く診療所で治療を受けてください。診療所に行くまでに時間がかかる場合は、下記の応急処置を行なってください。
応急処置
1.刺された箇所を水できれいに洗う。
2.指で患部を強くつまんで毒を絞り出す。吸引器があれば使用する。
※口で毒を吸い出すことは絶対にしないでください。毒が全身に回るのを早めてしまうことがあります。
3.患部を水や氷で冷やす。
4.抗ヒスタミン軟膏やステロイド系の軟膏を塗る。
※アンモニアは効果がありません。
アナフィラキシー
ハチ毒にアレルギーを持つ人が刺された場合、約10%~20%が全身のじんましんなどの皮膚症状や嘔吐、浮腫、呼吸困難などが起こるアナフィラキシーを引き起こすといわれています。
そのうち、数%は意識障害や急な血圧低下によるアナフィラキシーショックを起こすことがあり、その場合命に危険が及ぶ確率が高くなります。ショック症状は、はじめて刺されたときでも起きる可能性がありますので、できるだけ早い処理を心がけてください。
※ハチに刺されたからといって、必ずアナフィラキシーショックを起こす訳ではありません。
※スズメバチは日本全国で確認されているだけでも16種が生息し、それぞれ特徴があります。このページに書かれていることがすべてではありませんので、ご注意ください。
新島村役場民生課民生係
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