診療所便り­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­~­­­­V­­­­­o­­­­­­l­­­­­­­.­­­­­­­­­28~­『新島にやってきて四半世紀』

ホーム > 施設案内 > 保健センター・診療所等 > 新島村国民健康保険診療所 > コンテンツ > 診療所便り­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­~­­­­V­­­­­o­­­­­­l­­­­­­­.­­­­­­­­­28~­『新島にやってきて四半世紀』

≪新島にやってきて四半世紀≫   主任看護師 前田 夏美

 

 時が過ぎるのはとても早く、私が新島に来て四半世紀が経ち診療所もすっかり変わりました。私は今では勤務して一番の年長者になってしまい「昔は~」とはなすことが多くなったので、ここで診療所の時の流れ(変化)をお話したいと思います。

 私が初めて勤務した当初、医師(自治医大)2人、事務長、事務員2人、レントゲン技師1人、看護師6人で働いていました。診察室は2ヵ所、今みたいにパソコンが普及していないのでカルテに医師が手書きしていました。処方箋書きは時短するため看護師が書きました。また診察が終わったカルテ処理も看護師が早歩きして窓口まで届けていました。当時外来患者数は平均80人位いて診察室の並びも今とは違っていたので外来終了時には足がパンパンになっていたのを覚えています。午後は往診、派遣医師により小手術をしたり、星状ブロック・仙骨ブロックなどの介助、褥瘡処置のための看護訪問も連日行っていました。入院患者は常にいましたが当時は夜勤業務でなく宿直扱いで夜中仕事をこなした後も、外来業務が終わるまで休めないことが多々ありました。休日、夜間の時に診療費を頂けるように医療事務の勉強をしたりもしました。検査するのもレントゲン検査、超音波検査、血球検査しかできず外注検査もありませんでした。当時の医師は臨床だけで判断し的確に治療を行っていました。私も未熟なので勉強をしていました。そのうち血液検査器が普及し外注検査が始まり覚えることがたくさんあって本当に大変でした。当時の医師には大変迷惑をかけたと思います。私は、すごくおっちょこちょいな為いろんな物を壊してしまいましたので・・・(笑)CT検査が出来るようになった時は画期的だぁと感激しました。

 透析外来を始めるため診療所をリフォーム・増築し、医師3人・看護師8人に増え、念願の薬剤師さんも入職して頂きました。パソコンの普及に伴い窓口対応の為の医療事務員を増員してくれた為、外来業務の負担は軽減しました。診療所で出来る検査も向上、予防医療の甲斐があり外来患者数が減少しました。

 というように時代の流れで診療所も変化してきましたが・・・、すてきな仲間に恵まれて今まで頑張って仕事ができた?ことに感謝し、これからも精進していきたいと思います。もっと書き足りない部分もありますが次回があれば、またの機会に・・・。

H29年2月 主任看護師 前田夏美

お問い合わせ先

新島村国民健康保険本村診療所
〒100-0402 東京都新島村本村4丁目10番3号
電話:04992-5-0083 FAX:04992-5-1131

ページの先頭へ